食堂coto

お店を開店して、ほどなく
私と同い年くらいのお姉さんが、1人。
『アヲハト』の扉を開きます。

彼女は月に一度、週末の朝にやって来て、
二人掛けの席に座り
ベーグルと、サラダと、スープを食べます。
モーニングカフェ『アヲハト』
私が、厨房で調理をしたり
別のお客様の接客をしていると
鞄からカバーを掛けた厚い本を取り出し
静かに読んで、待っていてくれます。

そして、私は、
「お待たせ致しました。」と
いつもの飲み物を、彼女へ。
『アヲハト』のブランチセットで、カフェオレホット。
かりたてのひつじ
ある日、大好きな洋服屋さんへ行くと
「あ!お姉さんっ!!」
お姉さんの、ゆるっとしたカジュアルな服装に
密かに憧れがあった私は、嬉しくなって
店主の《えりこさん》を交えてお喋りしました。

それからお姉さんが
『アヲハト』へ来てくれる度に
本を読む、彼女の邪魔をしないよう、気を付けながら
お会計が終わった帰り際に
たわいもない話を聞いてもらう日々が続きました。

会話の中で、「上手くお名前を伺えればいいな。。」と
こっそり「本お姉さん」と呼んでいたのは、内緒。

アヲハトが1周年を迎える時
びっくりすることに、お姉さんが
手紙と布巾をプレゼントしてくれました。
アヲハト
中には、丁寧に綴られた言葉の数々が。
最後には、お姉さんの名前が添えられていました。

次の年も、その次の年も、、
彼女は毎年、アヲハトの誕生日に
手紙とカフェの営みに寄り添う贈り物を
プレゼントしてくれました。
アヲハト
そんな彼女が2019年9月2日に
食堂を開いてくれる事になりました。
クラフトフェア飯田
彼女がボランティアで携わってきた
『クラフトフェア飯田』
飲食事業の店長として。
食堂coto
これまで、仕事の合間を縫って
『アヲハト』をお手伝いしながら
試作・準備を続けてきました。
食堂coto
お店の名前は『食堂coto』
野菜が美味しい和の定食と
クラフト作家さんの器をお楽しみください*
食堂coto