【閲覧注意】鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜


このBlog記事では実際に
鶏を屠殺している写真や表現が出てきます。
お食事中の方、気分を害される方は見ないでください。

すっっっっげえ長文ですが
お付き合いよろしくお願い申し上げます。

食材を扱うことが志事の飲食業。
ただ、私は様々な[肉]を1から捌く事は経験した事がない。
[肉]という商品を調理しているにすぎない。
本当にこれでいいのかな。。。

以前から考えていたけど
お店を構えてからより強く思うようになったのは
そんな矛盾を一つ一つを自分で咀嚼して
私なりの今の答えを持って
大切なお客様をお迎えしたい。

話は昨年2015年10月にさかのぼります。
お客様のFacebookにこんな投稿が!!!!
U子先生からのバトン
教師をされている《U子先生》の投稿は
見る度にいつも「ああぁぁぁぁ〜!!!!!」と店主のツボを
ガッツリ掴んで離しません。
すぐに『青見平のたまご屋さん』に問い合わせをしました。
青見平のたまご屋さん
ーーーー『青見平のたまご屋さん』とは?ーーーーーー
Iターンの絹田ご夫婦(旦那様:京都出身)(奥様:埼玉出身)
長野県阿智村の北青見平に家と土地を見つけ
2011年3月に移住、その後、同県下條村へ移転。
放し飼い養鶏と果樹栽培
麦豆の輪作の3本立てで営農を目指している農家さん。
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自然食品店で見かける《絹田ご夫婦》の[平飼いたまご]
青見平のたまご屋さん
〈青見平のたまご屋さんHPより〉

待ちに待った縁起のいい1月11日
とても楽しみに当日を迎えることが出来ました。
青見平のたまご屋さん
〈青見平のたまご屋さんHPより〉
標高800mに広がる《絹田ご夫婦》の農園は
素晴らしい景色が望めます。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
自己紹介から始まり
この日集まった参加者の方は県外の方も多く
嬉しくなりました(*^^*)
まずは《絹田さん》より[鶏の餌]の説明です!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
米ぬかを主体とした好気発酵のもの
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
おからを主体とした嫌気(乳酸)発酵のもの
農家さんから頂いた柿の皮がフルーティー!!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
3種類の発酵している[鶏の餌]
「おおお!いい香り!!美味しそう!!!」
と[餌]の匂いを嗅いで
口々に参加者の方々が感動していました!(^O^)
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
さぁ!続いては鶏を1グループ1羽捕まえます!
[鶏小屋]を覗く子供たち。。

※店主は一人参加の為ここでカメラを置き
ふっかふかの[鶏小屋]へ!!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
すばしっこい[鶏]たちに
すんなり捕まえられる人もいれば
なかなか苦戦する人も

赤子のように抱きかかえると
[鶏]の震えも収まります。

小学生の頃、[チャボ]や[ウサギ]を学校で飼っていました。
飼育係もみんなでやるから
掃除する際に、こうやってチャボを抱っこし
脱走したらみんなで、授業中や休み時間に大捜索!(笑)
そのあったかさはとっても懐かしい。。。

でも、その後亡くなってお墓を作ったりすることはあっても
その命を頂くことはありませんでした。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
捕まえた[鶏]を吊るします。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
《絹田さん》が見本を見せてくださいます。
細かく切る場所やしっかりと首を引っ張り
一太刀で絶命させてあげることが大事です。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
今回、初参加《工藤さん御一家》の険しい表情
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
みんなが固唾を飲んで見つめます。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
「ごめんなさい」という気持ちより
「ありがとう」と感謝の気持ちを最後に贈ります。

血抜きをし終わったら
それぞれのグループの番です。
吉兼刃物
この日、初おろしする為にとっておいた
新潟で修行中の彼(懐かしのスタッフ!住所不定)の
親方から頂いた切れ味バツグンの
『吉金刃物製作所』の[牛刀包丁]!!!!

※遠距離恋愛中の彼の修行の様子ついては
また後日追記します!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
バタバタ暴れて紐から抜けてしまう子もいる中
悟ったかのように終始静かだった
私が命を頂いた[鶏]

お一人で参加された《Cさん》に
[鶏]の体を押さえてもらい
とにかく意識を集中させて
力強く刃を押し付けてゆっくりと脈を切ります。

自然に「ありがとう。」と。

すぅーっと垂れていく鮮血。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
安らかな最後を迎えた[鶏]
場所を移して解体へ。
「Le joujou(ル・ジュジュ)」の鈴木琢也シェフ
ここからは東京の自由が丘にある
『Le joujou(ル・ジュジュ)』の《鈴木琢也シェフ》
の出番です!!!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
お腹の部分の皮のつかみやすい
たるんだ部分から一気に剥がします。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
関節の腱〈ケン〉を回し切ります。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
関節を外して足をとります。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
物凄い速さで頭まで皮が剥げました。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
羽や皮などは新聞紙にまとめ
米袋の上で肩甲骨に沿って切り込みを入れ
脱臼させます。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
カパッと開いたお腹!!!!!
臓器などとても美しいです。。。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
みなさんお馴染みの[砂肝]は
くちばしで噛み砕くことができない[鶏]は
石や草などを一度飲み込み
[砂肝]で磨り潰すそうですよ〜!!へぇ〜!!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
臓器を取り出します。
ここまであっという間!!!
夢中でシャッターを切りましたが
全然やり方が覚えられませんでした。

いざ自分たちの番となると。。。
一緒のテーブルで《工藤さん御一家》と
悪戦苦闘しながら「次、どうやるんでしたっけ、、?」
とみんなで教え合います。
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
子どもたちは最初こそ「かわいそう。。。」と言ってますが
「お腹すいた〜!」と、すぐに遊んでいます(笑)
「ちゃんと[鶏]さんのこと見とくんだ!!!(怒)」
とご両親は必死に解体を進めます!

とにかく《鈴木シェフ》は手際よくされていたのですが
皮が密接に羽とくっついている部分などは
とにかく力仕事!!!!

【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
解体した1羽は各グループでお持ち帰りです!

さてさて。
お待ちかねの卵かけごはん
《鈴木シェフ》が仕込んでくださっていた
命のスープで青空ゴハンだよ〜!!!!!!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
出汁をとった[鶏]まで綺麗に食べる!
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
普段は残したり好き嫌いが多い
《工藤さん御一家》のチビちゃん
もりもりゴハンを頬張って
お代わりしていました!!!

そんな姿を見て《お母さん》が
「本当は今回のこのイベントに来たら
[鶏]さんがかわいそうに思って
子供たちは食べられなくなっちゃうと思ったんです。
でも違いましたね。
こんなにたくさん食べてる(笑)」
【鶏と麦の宴〜幸せの鶏編〜】
最後にみんなで感想をシェアし合いました。
年齢・職業・出身
様々な環境で育ったみんながこの日
一つの気持ちを持ち帰ることができました。

みなさんの感想をシェアして
命のスープの作り方を載せたいのですが
本当にすみません。店主。電池切れです。。。

この命のバトンをくださった《U子先生》
このイベントを作ってくださった『NPO法人F.O.P』《杉浦あゆみさん》
わざわざ東京から来てくださった『Le joujou(ル・ジュジュ)』の《鈴木琢也シェフ》
幸せの連鎖を生み出してくださっている『青見平のたまご屋さん』の《絹田ご夫婦》
そして、私に命のぬくもりを教えてくれた[鶏]
への感謝の気持ちを込めて
この記事をまとめたいと思います。

ありがとう。
ごちそうさまでした。